【正文】 釣りあげさせて、ふと子安貝をとらせ給はんなんよかるべき。さてはえとらせ給はじ?！工趣啤⒂挨藚ⅳ辘郡欷?、中納言額を合せてむかひ給へり?！工毪瑜筏斡凳陇蛏辘筏堡欷?、聞き給ひて、「いかすべき?！工葐?wèn)はせ給ふ。」との給ひて、まめなる男ども二十人ばかり遣して、あなひに上げすゑられたり。もともえ知らざりけり。」と申す。それにまめならん男どもをゐてまかりて、あぐらをゆひて上げて窺はせんに、そこらの燕子うまざらんやは。」と申す。男ども答へて申す、「燕を數(shù)多殺して見(jiàn)るにだにも、腹になきものなり。答へての給ふやう、「燕のもたる子安貝とらん料なり?！工趣谓oふを、うけたまはりて、「何の料にかあらん?！工趣い窑堡毪瑜辘尽⑹坤摔ⅳ悉淌陇颏?、あなたへがたとはいひ始めける。御眼おんまなこ二つに李のやうなる玉をぞ添へていましたる。世界の人のいひけるは、「大伴の大納言は、龍の玉やとりておはしたる。これを聞きて、離れ給ひしもとのうへは、腹をきりて笑ひ給ふ。男どもなありきそ。かぐや姫てふ大盜人のやつが、人を殺さんとするなりけり。まして龍を捕へたらましかば、またこともなく我は害せられなまし。龍は鳴神の類にてこそありけれ?！工壬辘埂！河瘠韦趣觌yかりしことを知り給へればなん、勘當(dāng)あらじ。これを見(jiàn)奉りてぞ、國(guó)の司もほゑみたる。その時(shí)にぞ「南海にあらざりけり。船にある男ども國(guó)に告げたれば、國(guó)の司まうで訪ふにも、えおきあがり給はで、船底にふし給へり。大納言「南海の濱に吹き寄せられたるにやあらん。三四日みかよかありて吹き返しよせたり。よき方に赴きて吹くなり。この吹く風(fēng)はよき方の風(fēng)なり。少しあかりて、風(fēng)はなほはやく吹く。今より後は毛一筋をだに動(dòng)し奉らじ?！工趣啤ⅰ搁·斡笊衤劋筏幛?。はや神に祈り給へ。風(fēng)吹き浪はげしけれども、神さへいたきに落ちかるやうなるは、龍を殺さんと求め給ひさぶらへばかくあなり?！工取ⅳⅳ颏丐嗓颏膜皮谓oふ。大納言これを聞きての給はく、「船に乘りては楫取の申すことをこそ高き山ともたのめ。うたてある主しうの御み許に仕へ奉まつりて、すろなる死しにをすべかめるかな。御み船海の底に入らずは神落ちかりぬべし?！工趣谓oふ。いづれの方とも知らず、船を海中にまかり入りぬべくふき廻して、浪は船にうちかけつまき入れ、神は落ちかるやうに閃きかるに、大納言は惑ひて、「まだかるわびしきめ見(jiàn)ず?！工趣谓oひて、船に乘りて、海ごとにありき給ふに、いと遠(yuǎn)くて、筑紫の方の海に漕ぎいで給ひぬ。」とおぼして、「我弓の力は、龍あらばふと射殺して首の玉はとりてん。」と答ふるに、「をぢなきことする船人にもあるかな?！工葐?wèn)はするに、船人答へていはく、「怪しきことかな?！工趣蓼Δ堡筏?、獨(dú)明し暮したまふ。」との給ひて、麗しき屋をつくり給ひて、漆を涂り、蒔繪をし、いろへしたまひて、屋の上には糸を染めていろに葺かせて、內(nèi)々のしつらひには、いふべくもあらぬ綾織物に繪を書(shū)きて、間ごとにはりたり。」と、ことゆかぬものゆゑ、大納言を謗りあひたり。賜はせたる物はおの分けつとり、或あるは己が家にこもりゐ、或はおのがゆかまほしき所へいぬ。」との給へば、いづちも足のむきたらんかたへいなんとす?！袱窝龀肖辘屏Tりいでぬ。この玉とり得では家に歸りくな。この人々の道の糧?食物に、殿のうちの絹?綿?錢(qián)などあるかぎりとり出でそへて遣はす。君の仰事をばいかゞは背くべき?！工壬辘埂！鼓肖嗓馍辘工浃Αⅰ袱丹椁肖いgはせん。この國(guó)になき天竺唐土の物にもあらず、この國(guó)の海山より龍はおりのぼるものなり。大納言のたまふ、「君の使といはんものは、『命を舍ても己おのが君の仰事をばかなへん。たしこの玉容易たはやすくえとらじを、況や龍の首の玉はいかとらん?！工趣谓oふ。 ６ 龍の首の玉 大伴御行の大納言は、我家にありとある人を召し集めての給はく、「龍たつの首に五色の光ある玉あなり?；蛉摔韦い悉?、「裘は火にくべて燒きたりしかば、めらと燒けにしかば、かぐや姫逢ひ給はず。こにやいます。されば歸りいましにけり。かのよみ給へる歌のかへし、箱に入れてかへす。かぐや姫は「あなうれし?！工趣い铡！工趣い丐?、火の中にうちくべて燒かせ給ふに、めらと燒けぬ。何なにの疑かあらん?！工趣い?。翁「それさもいはれたり?！护趣谓oひて、なほこれを燒きて見(jiàn)ん。かぐや姫翁にいはく、「この裘は火に燒かんに、燒けずはこそ實(shí)ならめと思ひて、人のいふことにもまけめ。」と思ひはかれども、切に「否。」と、嫗の心にも思ひをり。」といひて、呼びすゑたてまつれり。世の中に見(jiàn)えぬ裘のさまなれば、是をまこと思ひ給ひね。わきてまことの皮ならんとも知らず。竹取いで來(lái)てとり入れて、かぐや姫に見(jiàn)す?！工趣?、箱に入れ給ひて、物の枝につけて、御身の假粧けさういといたくして、やがてとまりなんものぞとおぼして、歌よみ加へて持ちていましたり?！袱啶伽挨鋳韦长韦猡筏杲oふにこそありけれ。げに寳と見(jiàn)え、うるはしきこと比ぶべきものなし。裘を見(jiàn)れば紺青こんじやうの色なり?！工趣?、唐土の方に向ひて伏し拜み給ふ。必ず送るべき物にこそあなれ?！工趣い丐毪长趣蛞?jiàn)て、「何おほす。船の歸らんにつけてたび送れ。價(jià)の金少しと、國(guó)司使に申しかば、王卿が物加へて買(mǎi)ひたり。今の世にも昔の世にも、この皮は容易たやすくなきものなりけり。小野房守まうで來(lái)てまうのぼるといふことを聞きて、あゆみとうする馬をもちて走らせ迎へさせ給ふ時(shí)に、馬に乘りて、筑紫よりた七日なぬかに上りまうできたり?！工趣い丐?。いと難きあきなひなり。おとには聞けどもいまだ見(jiàn)ぬものなり。王卿文をひろげて見(jiàn)て、返事かく?！工趣?、仕うまつる人の中に心たしかなるを選びて、小野房守といふ人をつけてつかはす。５ 火鼠の裘右大臣阿倍御主人は財(cái)たから豐に家廣き人にぞおはしける。皇子の御供に隱し給はんとて、年頃見(jiàn)え給はざりけるなりけり?！工趣谓oひて、た一所深き山へ入り給ひぬ。かくてこの皇子、「一生の恥これに過(guò)ぐるはあらじ?！工趣い窑?、かへる道にて、車(chē)持皇子血の流るまでちようぜさせ給ふ?！工趣い窑?、祿いと多くとらせ給ふ。日の暮れぬればすべ出で給ひぬ。竹取の翁さばかり語(yǔ)らひつるが、さすがに覺(jué)えて眠ねぶりをり?！工趣Δ胜扭颏辍！工趣い栅蚵劋?、かぐや姫、暮るまに思ひわびつる心地ゑみ榮えて、翁を呼びとりていふやう、「誠(chéng)に蓬萊の木かとこそ思ひつれ、かくあさましき虛事にてありければ、はや疾くかへし給へ。これをこの頃案ずるに、『御つかひとおはしますべき、かぐや姫の要じ給ふべきなりけり?！工趣い窑埔?jiàn)れば、文に申しけるやう、「皇子の君千馀日賤しき工匠等と諸共に、同じ所に隱れ居給ひて、かしこき玉の枝を作らせ給ひて、『官つかさも賜はらん?；首婴衔窑摔猡ⅳ椁踏堡筏摔啤⒏蜗à踏伽膜沥筏凭咏oへり。竹取の翁、「この工匠等が申すことは何事ぞ。これを賜はり分ちて、けごに賜はせん?！缸魑锼膜猡嗓长恧五激膜丹韦郡邼h部あやべ內(nèi)麿まをさく、『玉の木を作りて仕うまつりしこと、心を碎きて、千馀日に力を盡したること少からず。かるほどに、男をとこども六人連ねて庭にいできたり。」との給へば、翁聞きて、うち嘆きてよめる、呉竹のよのたけとり野山にもさやはわびしきふしをのみ見(jiàn)しこれを皇子聞きて、「こらの日頃思ひわび侍りつる心は、今日なんおちゐぬる。大愿だいぐわんの力にや、難波より昨日なん都にまうで來(lái)つる。山は限なくおもしろし。その中にこのとりて持てまうできたりしは、いとわろかりしかども、『のたまひしに違はましかば。それにはいろの玉の橋わたせり。その山のそばつらを廻れば、世の中になき花の木どもたてり?！护趣い窑?、ふと山の中に入りぬ?！护葐?wèn)ふ。是を聞くに嬉しき事限なし?！护葐?wèn)ふに、女答へて曰く、『これは蓬萊の山なり?！护人激丐?、さすがに畏おそろしく覺(jué)えて、山の圍めぐりを指し廻らして、二三日ふつかみか許見(jiàn)ありくに、天人あまびとの粧したる女、山の中より出で來(lái)て、銀の金鋺をもて水を汲みありく。其山の樣高くうるはし。舟のうちをなんせめて見(jiàn)る。或時(shí)には海の貝をとりて、命をつぐ?；驎r(shí)にはかて盡きて、草の根を食物としき?！护?、浪にたよひ漕ぎありきて、我國(guó)の內(nèi)を離れてありき廻りしに、或時(shí)は浪荒れつ海の底にも入りぬべく、或時(shí)は風(fēng)につけて知らぬ國(guó)にふき寄せられて、鬼のやうなるものいで來(lái)て殺さんとしき?！好坤胜肖いgはせん?；首哟黏长郡丐皮谓oはく、「前一昨年さをとしの二月きさらぎの十日頃に、難波より船に乘りて、海中にいでて、行かん方も知らず覺(jué)えしかど、『思ふこと成らでは、世の中に生きて何かせん。怪しく麗しくめでたきものにも。かぐや姫のいふやう、「親ののたまふことを、ひたぶるにいなび申さんことのいとほしさに、得難きものを、かくあさましくもてくること」をねたく思ひ、翁は閨の內(nèi)しつらひなどす。人ざまもよき人におはす?！袱长螄?guó)に見(jiàn)えぬ玉の枝なり?！工趣い栅蓼恕⒖Fにはひのぼり給ひぬ。」といふに、物もいはず頬杖つらづゑをつきて、いみじく嘆かしげに思ひたり。旅の御姿ながら、我御家へも寄り給はずしておはしましたり。いたづ