【正文】 の給ふを、うけたまはりて、「何の料にかあらん。御眼おんまなこ二つに李のやうなる玉をぞ添へていましたる。これを聞きて、離れ給ひしもとのうへは、腹をきりて笑ひ給ふ。かぐや姫てふ大盜人のやつが、人を殺さんとするなりけり。龍は鳴神の類にてこそありけれ?！河瘠韦趣觌yかりしことを知り給へればなん、勘當(dāng)あらじ。その時(shí)にぞ「南海にあらざりけり。大納言「南海の濱に吹き寄せられたるにやあらん。よき方に赴きて吹くなり。少しあかりて、風(fēng)はなほはやく吹く?！工趣?、「楫取の御おん神聞しめせ。風(fēng)吹き浪はげしけれども、神さへいたきに落ちかるやうなるは、龍を殺さんと求め給ひさぶらへばかくあなり。大納言これを聞きての給はく、「船に乘りては楫取の申すことをこそ高き山ともたのめ。御み船海の底に入らずは神落ちかりぬべし。いづれの方とも知らず、船を海中にまかり入りぬべくふき廻して、浪は船にうちかけつまき入れ、神は落ちかるやうに閃きかるに、大納言は惑ひて、「まだかるわびしきめ見(jiàn)ず?！工趣埭筏啤ⅰ肝夜瘟Δ?、龍あらばふと射殺して首の玉はとりてん?！工葐?wèn)はするに、船人答へていはく、「怪しきことかな?！工趣谓oひて、麗しき屋をつくり給ひて、漆を涂り、蒔繪をし、いろへしたまひて、屋の上には糸を染めていろに葺かせて、內(nèi)々のしつらひには、いふべくもあらぬ綾織物に繪を書きて、間ごとにはりたり。賜はせたる物はおの分けつとり、或あるは己が家にこもりゐ、或はおのがゆかまほしき所へいぬ?！袱窝龀肖辘屏Tりいでぬ。この人々の道の糧?食物に、殿のうちの絹?綿?錢などあるかぎりとり出でそへて遣はす?！工壬辘?。この國(guó)になき天竺唐土の物にもあらず、この國(guó)の海山より龍はおりのぼるものなり。たしこの玉容易たはやすくえとらじを、況や龍の首の玉はいかとらん。 ６ 龍の首の玉 大伴御行の大納言は、我家にありとある人を召し集めての給はく、「龍たつの首に五色の光ある玉あなり。こにやいます。かのよみ給へる歌のかへし、箱に入れてかへす?！工趣い?。何なにの疑かあらん。翁「それさもいはれたり。かぐや姫翁にいはく、「この裘は火に燒かんに、燒けずはこそ實(shí)ならめと思ひて、人のいふことにもまけめ?！工?、嫗の心にも思ひをり。世の中に見(jiàn)えぬ裘のさまなれば、是をまこと思ひ給ひね。竹取いで來(lái)てとり入れて、かぐや姫に見(jiàn)す。「むべかぐや姫のこのもしがり給ふにこそありけれ。裘を見(jiàn)れば紺青こんじやうの色なり。必ず送るべき物にこそあなれ。船の歸らんにつけてたび送れ。今の世にも昔の世にも、この皮は容易たやすくなきものなりけり?！工趣い丐?。おとには聞けどもいまだ見(jiàn)ぬものなり?！工趣啤⑹摔Δ蓼膜肴摔沃肖诵膜郡筏胜毪蜻xびて、小野房守といふ人をつけてつかはす?；首婴斡─穗[し給はんとて、年頃見(jiàn)え給はざりけるなりけり。かくてこの皇子、「一生の恥これに過(guò)ぐるはあらじ。」といひて、祿いと多くとらせ給ふ。竹取の翁さばかり語(yǔ)らひつるが、さすがに覺(jué)えて眠ねぶりをり。」といふを聞きて、かぐや姫、暮るまに思ひわびつる心地ゑみ榮えて、翁を呼びとりていふやう、「誠(chéng)に蓬萊の木かとこそ思ひつれ、かくあさましき虛事にてありければ、はや疾くかへし給へ?！工趣い窑埔?jiàn)れば、文に申しけるやう、「皇子の君千馀日賤しき工匠等と諸共に、同じ所に隱れ居給ひて、かしこき玉の枝を作らせ給ひて、『官つかさも賜はらん。竹取の翁、「この工匠等が申すことは何事ぞ?！缸魑锼膜猡嗓长恧五激膜丹韦郡邼h部あやべ內(nèi)麿まをさく、『玉の木を作りて仕うまつりしこと、心を碎きて、千馀日に力を盡したること少からず。」との給へば、翁聞きて、うち嘆きてよめる、呉竹のよのたけとり野山にもさやはわびしきふしをのみ見(jiàn)しこれを皇子聞きて、「こらの日頃思ひわび侍りつる心は、今日なんおちゐぬる。山は限なくおもしろし。それにはいろの玉の橋わたせり。』といひて、ふと山の中に入りぬ。是を聞くに嬉しき事限なし?！护人激丐伞ⅳ丹工宋筏饯恧筏X(jué)えて、山の圍めぐりを指し廻らして、二三日ふつかみか許見(jiàn)ありくに、天人あまびとの粧したる女、山の中より出で來(lái)て、銀の金鋺をもて水を汲みありく。舟のうちをなんせめて見(jiàn)る?；驎r(shí)にはかて盡きて、草の根を食物としき?！好坤胜肖いgはせん。怪しく麗しくめでたきものにも。人ざまもよき人におはす?！工趣い栅蓼?、縁にはひのぼり給ひぬ。旅の御姿ながら、我御家へも寄り給はずしておはしましたり?！工趣い丐小⑽踏猡沥迫毪辘郡??！嘎盲斡摔胜椁悉筏蓼筏郡?。これをかぐや姫聞きて、「我はこの皇子にまけぬべし。迎に人多く參りたり。かぐや姫のたまふやうに、違はずつくり出でつ。御おくりの人々、見(jiàn)奉り送りて歸りぬ?！工趣啤⑾旧辘筏?、かぐや姫の家には、「玉の枝とりになんまかる。かぐや姫返しもせずなりぬ。ひろげて見(jiàn)れば、海山のみちにころをつくしはてみいしの缽のなみだながれきかぐや姫、「光やある。３ 仏の御石の缽 「猶この女見(jiàn)では、世にあるまじき心ちのしければ、天竺にあるものも持てこぬものかは?！工趣?、出でて「かくなん、聞ゆるやうに見(jiàn)せ給へ。かく難き事をばいかに申さん?！故现屑{言には、「燕つばくらめのもたる子安貝一つとりて給へ?！工趣い??！工趣い?。」といへば、五人の人々も「よきことなり。仕うまつらんことは、それになむ定むべき?！何踏蚊袢彰魅栅趣庵椁踏颉ⅳ韦郡蓼站_(dá)きみたちにも、よく思ひ定めて仕うまつれ?！袱瑜长趣胜??！肝迦摔沃肖摔妞筏镆?jiàn)せ給へらんに、「御志勝りたり?！工挨鋳韦い悉?、「何ばかりの深きをか見(jiàn)んといはん?！工趣い铡￥长稳恕─文暝陇蚪?jīng)て、かうのみいましつつ、宣ふことを思ひ定めて、一人々々にあひ奉り給ひね。いかでかさる事なくてはおはしまさん。今日とも明日とも知らず。變化の者にて侍りけん身とも知らず、親とこそ思ひ奉れ。強(qiáng)あながちに志を見(jiàn)えありく?！工趣い窑?、月日を過(guò)す?！袱窑胜?。その中に猶いひけるは、色好といはるかぎり五人、思ひ止む時(shí)なく夜晝來(lái)けり。家の人どもに物をだに言はんとていひかくれども、こともせず?！工取⒁簸寺劋幛扦苹螭?。このほど三日うちあげ游ぶ。翁竹をとること久しくなりぬ。三月ばかりになる程に、よきほどなる人になりぬれば、髪上などさだして、髪上せさせ裳著もぎす。いと幼ければ籠に入れて養(yǎng)ふ。翁いふやう、「われ朝ごと夕ごとに見(jiàn)る、竹の中におはするにて知りぬ、子になり給ふべき人なめり。名をば讃岐造麿となんいひける。野山にまじりて、竹をとりつ、萬(wàn)の事につかひけり。それを見(jiàn)れば、三寸ばかりなる人いと美しうて居たり。美しきこと限なし。この兒養(yǎng)ふほどに、すくと大になりまさる。腹だたしきことも慰みけり。秋田なよ竹のかぐや姫とつけつ。 ２ 求婚と難題 世界の男をのこ、貴なるも賤しきも、「いかでこのかぐや姫を得てしがな、見(jiàn)てしがな。人の物ともせぬ處に惑ひありけども、何の効しるしあるべくも見(jiàn)えず?！工趣啤?lái)ずなりにけり。文を書きてやれども、返事もせず、わび歌など書きて遣れども、かへしもせず?！工确钒荬?、手を摩りの給へど、「己おのがなさぬ子なれば、心にも從はずなんある。」と思ひて、頼をかけたり。」といへば、かぐや姫、「何事をか宣はん事を承らざらん?！肝棠昶呤胜饯陇蒜扭辘?。その後なん門も廣くなり侍る。翁のあらん限は、かうてもいますかりなんかし。世のかしこき人なりとも、深き志を知らでは、あひ難しとなん思ふ。かばかり志疎ならぬ人々にこそあめれ。いかでか中に劣勝おとりまさりは知らん?！工趣い?。人々或は笛を吹き、或は歌をうたひ、或は唱歌をし、或はうそを吹き、扇をならしなどするに、翁出でていはく、「辱くもきたなげなる所に、年月を經(jīng)て物し給ふこと、極まりたるかしこまりを申す?！氦い扭炝觿伽悉筏蓼丹亭?、ゆかしきもの見(jiàn)せ給へらんに、御おん志のほどは見(jiàn)ゆべし。人の恨もあるまじ。それをとりて給へ。それ一枝折りて給はらん。それをとりて給へ。この國(guó)にある物にもあらず。」といへば、翁、「とまれかくまれ申さん?！工趣い窑啤ⅳΔ螭袱平詺wりぬ。」と聞かせて、三年ばかり經(jīng)て、大和國(guó)十市郡とをちのこほりにある山寺に、賓頭盧びんづるの前なる缽のひた黑に煤つきたるをとりて、錦の袋に入れて、作花の枝につけて、かぐや姫の家にもて來(lái)て見(jiàn)せければ、かぐや姫あやしがりて見(jiàn)るに、缽の中に文あり。しら山にあへば光のうするかとはちを棄てもたのまるかなとよみて入れたり。 ４ 蓬萊の玉の枝 車持皇子は心たばかりある人にて、公には、「筑紫の國(guó)に湯あみに罷らん。」と宣はせて、人も數(shù)多率ておはしまさず、近う仕うまつる限して出で給ひぬ。かねて事皆仰せたりければ、その時(shí)一の工匠たくみなりける內(nèi)匠うちたくみ六人を召しとりて、容易たはやすく人よりくまじき家を作りて、構(gòu)を三重にしこめて、工匠等を入れ給ひつ、皇子も同じ所に籠り給ひて、しらせ給ひつるかぎり十六そをかみにくどをあけて、玉の枝をつくり給ふ?！工取⒌瞍烁妞菠浃辘?、いといたく苦しげなるさまして居給へり。」とのしりけり?！工雀妞??！护趣?、かぐや姫に見(jiàn)せ奉り給へ。