尚書(shū)稽疑(內(nèi)藤湖南)(編輯修改稿)
2024-08-30 12:09 本頁(yè)面
【文章內(nèi)容簡(jiǎn)介】 」を180176?；剀灓丹护郡猡危迹唬椤埂?51］命、皆書(shū)之正經(jīng)、以世次、以年紀(jì)、其末序蔡仲之命費(fèi)誓呂刑文侯之命秦誓五篇者、幼嘗受其義於葆先生、曉畢、未能詳紀(jì)、犇走燕豫、留滯梁荊、函丈斯隔、七年於茲、茲譜尚書(shū)、細(xì)繹所聞而識(shí)之曰、尚書(shū)者述五帝三王五伯之事、蠻夷猾夏、王降爲(wèi)覇、君子病之、時(shí)之所極、有無(wú)如何者也、蔡之建國(guó)、東臨淮徐、南近江漢、伯禽封魯、淮夷蠻貊、及彼南夷、莫不率從、不意蔡侯一虜、熊貲始大、楚之覇業(yè)、先於五邦、呂命穆王、實(shí)作自呂、征彼九伯、浸及齊桓、晉秦之興、復(fù)在其後、覇者之業(yè)、相循而作、帝王之統(tǒng)、由此一變、史伯之對(duì)鄭桓言秦晉齊楚代興、史之見(jiàn)秦獻(xiàn)言別五百載復(fù)合、運(yùn)會(huì)所乘、惟聖賢能見(jiàn)其微、孔子序五篇於書(shū)之終、中候之文究於覇免、所以戒後王制蠻夷式羣侯、不可以不愼、と言つてゐる。此二人は近世公羊?qū)Wの大家であるが、恐らく二人とも其受くる所が同じかつたに相違ない。此議論に於て最疑問(wèn)とすべきは儒家が覇道をも併せて述べたと言ふ解釋の仕方である。孟子に據(jù)れば、仲尼の徒桓文の事を道ふものなし（公孫丑上）と言ひ、荀子にも仲尼の門五尺の豎子も五伯を稱するを羞づ（仲尼篇）と言つてゐる。果して然らば尚書(shū)に蔡仲之命以後の各篇を收めてゐることは明かに儒家の主張としては矛盾を來(lái)すわけである。そこで魏源の如きは書(shū)古微を作る時(shí)周書(shū)に關(guān)する微義は甫刑を以て終りとし、今文家の篇目から云へば其以後の文侯之命、秦誓をも除き、其以前の費(fèi)誓をも除いて、而して其除いた諸篇の代りに逸周書(shū)の中から蔡公解、良夫解などを拔き出して之を甫刑の後に補(bǔ)つて、而して案良夫之詩(shī)、夫子既取入大雅矣、此篇斷無(wú)不見(jiàn)之理、且其忠告憂勤、々乎成康周召之遺、與無(wú)逸君相表裏、視蔡仲之命文侯之命、不可同年而語(yǔ)、不此之取而取彼何哉、即秦誓亦一時(shí)悔之?dāng) ⒍螆?bào)復(fù)、濟(jì)河焚舟、顯存王覇之分、且時(shí)代亦遠(yuǎn)在西周之後、何爲(wèi)殿彼不殿此耶、此皆不可解者、姑附諸穆王之後、以雪僞古文之憾（書(shū)古微十二）と言つてゐる。兎も角公羊?qū)W派の人々は尚書(shū)の末尾に費(fèi)誓以下、甫刑、文侯之命、秦誓の諸篇のあることを重大なる疑問(wèn)と考へたことは疑ない。尤公羊?qū)W派は僞古文を斥けず、それ故宋翔鳳は此外に蔡仲之命をも數(shù)へてゐるのである。さて斯かる疑問(wèn)の生ずるのは何人が考へても自然である。是は公羊?qū)W派の説く如く詩(shī)書(shū)は皆正より變に入つてゆくものであつて、詩(shī)に於て最後に魯頌、商頌のあることは一の疑問(wèn)であると同樣に、尚書(shū)に於ても以上の諸篇のあることは異例とすべきものである。是に就いては五帝三王の外に五覇をも認(rèn)める意味でしたものだとする公羊家の解釋も一應(yīng)は首肯されるが、然しそれでは落ち付きの惡い理由は、前に述べたる如き孟荀等正統(tǒng)の儒家の思想と一致しないといふことである?！∮瑜现藢?duì)して同じ疑問(wèn)より出發(fā)して、異つた結(jié)論に到達(dá)することになつたのである。即ち孔子以後儒家の人々が主として戰(zhàn)國(guó)の諸國(guó)に用ゐられ、各其國(guó)の用を爲(wèi)してゐる間に自然に曲學(xué)阿世の風(fēng)を生じたものと看るのである。公羊?qū)Wの成立は漢代に於ける曲學(xué)阿世の最明白なる證據(jù)と謂ふべきもので、單に公孫弘が武帝個(gè)人の意を迎へたのが曲學(xué)阿世であるのみならず、董仲舒が漢代に適合すべく春秋の學(xué)を解釋して、それに由つて百家を斥け學(xué)問(wèn)の一統(tǒng)を圖つたのも半ば曲學(xué)の方針から出たことは疑ない。漢代に於て此の如く曲學(xué)阿世の風(fēng)が行はれ、董仲舒の如き人物でさへも此の如き方針を取るに至つたのを見(jiàn)ては、其以前の儒家が一人も曲學(xué)を爲(wèi)さなかつたとは信ぜられない?？鬃婴螘r(shí)代に於てさへ冉有や子路は各其の仕へた家の爲(wèi)めに其操守を曲げたと言はれてゐる。かゝる點(diǎn)より考ふれば、例へば魏の文侯、武侯の時(shí)に子夏の門流が西河に於て大きくなつたとか、齊の宣王王の時(shí)に學(xué)者が多く稷下に集つたとか、或は其以後呂不韋の爲(wèi)めに學(xué)者が秦に招かれ、それが秦の博士として殘つてゐたとか、――伏生や叔孫通も其中の一人である――兎も角孔子以後に儒家の學(xué)者が大きな集團(tuán)を作つた國(guó)々では、其等の學(xué)者が各其の仕へた國(guó)の爲(wèi)めに其の學(xué)を曲げたといふことは勿論想像せられないことはない。今日の尚書(shū)は固より伏生から出たのであるが、伏生は秦の博士であつて、而して今の尚書(shū)の末篇が秦誓で終つてゐる事などから考へ合すと、其間の消息が窺はれる。かゝる看方によりて考ふれば、甫刑が齊の勢(shì)力を代表し、文侯之命が晉の勢(shì)力を代表して夫々附け加へられたことも想像せられる。晉の勢(shì)力は後に三晉に分れた時(shí)魏に傳へられ、魏のことを普通に晉と呼んでゐたことは孟子にても知られる通りにて、魏は晉の相續(xù)者と自らも考へ他からも考へられてゐた、それで文侯之命が儒家の晉國(guó)に用ひられてゐた時(shí)の産物たることは想像がつく。それでは、甫刑が齊國(guó)の産物たることは如何といふに、それは小島君の最近に發(fā)表した贖刑の研究にも言はれてゐる所であるが、猶其他にも甫刑に含まれてゐる思想で齊國(guó)を代表したと考へられる證據(jù)がある。それはやはり魏源が書(shū)古微の甫刑發(fā)微で論じてゐる所である。曰はく禹稷皐陶三后佐唐虞、禹讓稷契及皐陶、堯舜之道、惟禹皐陶見(jiàn)而知之、此萬(wàn)世所共聖、殷本紀(jì)述湯誥曰、古禹皐陶久勞於外、四涜已備、萬(wàn)民乃有居、后稷降播農(nóng)殖百穀、三公咸有功於民、故后有立、書(shū)序曰、皐陶矢厥謨、禹成厥功、帝舜申之、作大禹皐陶謨益稷、是三后自古論定、雖湯之興、不敢以契入三后而退皐陶也、乃甫刑忽易以伯夷降典折民爲(wèi)刑、推爲(wèi)三后、而皐陶不與、漢楊震孫賜遂以皐陶不與三后、恥拜廷尉之官、不知此甫刑之大繆也、堯時(shí)姜氏爲(wèi)四伯、掌四嶽之祀、述諸侯之職、於周則有申甫齊許、（見(jiàn)高詩(shī)毛傳）國(guó)語(yǔ)史伯言姜爲(wèi)伯夷之後、許爲(wèi)大岳之胤、是甫侯之置皐陶進(jìn)伯夷、代列三后者、私尊乃祖、假王命以寵先靈、穆王耄荒、誠(chéng)哉其?；囊?、夫成天地之大功者、其子孫未嘗不淳耀惇大、唐虞夏商周而外、楚爲(wèi)重黎祝融之後、贏爲(wèi)伯益之後、而伯益實(shí)庭堅(jiān)之子、禹薦益於天、孰謂大理官不列三后乎、史記秦之先始於大業(yè)、大業(yè)生大費(fèi)、與禹平水土、大費(fèi)佐舜調(diào)馴鳥(niǎo)獸、是爲(wèi)柏翳、舜賜姓贏氏、索隱謂大業(yè)即皐陶、大費(fèi)者伯益、即皐陶之子、又列女傳陶子生十五歳而佐禹、曹大家注、陶子即皐陶子伯益也、至皐陶之後、兼封英六、楚人滅六、臧文仲謂皐陶庭堅(jiān)不祀忽諸者、猶周公之後自魯外、尚有凡蔣茅胙祭也、漢書(shū)古今人表只柏益一人、並無(wú)伯益柏翳分二人之説、甫侯自侈其家世、而天之所興、人力不與、伯夷姜氏之
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