【正文】 とかしこくたばかりて、難波に密みそかにもて出でぬ。」と、殿に告げやりて、いといたく苦しげなるさまして居給へり。玉の枝をば長柜に入れて、物覆ひてもちて參る?！工趣韦筏辘堡??！工取⑿丐膜证欷扑激窑堡??！工雀妞啊！工趣い丐?、逢ひ奉る?！护趣啤ⅳ挨鋳艘姢环瞍杲oへ。この玉の枝に文をぞつけたりける。何をもちてか、とかく申すべきにあらず。はやこの皇子にあひ仕うまつり給へ。この皇子「今さら何かといふべからず。翁ことわりに思ふ。この度はいかでかいなびまをさん。」などいひ居たり。翁皇子に申すやう、「いかなる所にかこの木はさぶらひけん?！工壬辘?。』と思ひしかば、た空しき風(fēng)に任せてありく。生きてあらん限はかくありきて、蓬萊といふらん山に逢ふや?；驎rには來し方行末も知らず、海にまぎれんとしき?；驎rはいはん方なくむくつけなるもの來て、食ひからんとしき。旅の空に助くべき人もなき所に、いろの病をして、行方すらも覺えず、船の行くに任せて、海に漂ひて、五百日いほかといふ辰の時許に、海の中に遙に山見ゆ。海の上に漂へる山いと大きにてあり?！菏扦湮乙挙啶肷饯胜椁?。これを見て船よりおりて、『この山の名を何とか申す?！护却黏铡￥长闻?、『かく宣ふは誰ぞ?！何颐悉郅Δ螭毪辍￥饯紊饯蛞姢毪?、更に登るべきやうなし。金銀瑠璃色の水流れいでたり。そのあたり照り輝く木どもたてり?！护趣啤ⅳ长位à蛘郅辘皮蓼Δ扦郡毪胜?。世に譬ふべきにあらざりしかど、この枝を折りてしかば、さらに心もとなくて、船に乘りて追風(fēng)ふきて、四百馀日になんまうで來にし。さらに潮にぬれたる衣ころもをだに脫ぎかへなでなん、まうで來つる?！工趣谓oひて、かへし、わが袂けふかわければわびしさのちくさのかずも忘られぬべしとの給ふ。一人の男、文挾ふばさみに文をはさみてまをす。しかるに祿いまだ賜はらず?！弧工趣い窑皮丹菠郡辍！工趣郡证颏?。これをかぐや姫聞きて、「この奉る文をとれ。』と仰せ給ひき。』と承りて、この宮より賜はらんと申して給はるべきなり。」といへば、翁こたふ、「さだかに造らせたるものと聞きつれば、かへさんこといと易し。かぐや姫の心ゆきはて、ありつる歌のかへし、まことかと聞きて見つればことの葉を飾れる玉の枝にぞありけるといひて、玉の枝もかへしつ?；首婴悉郡膜猡悉筏烤婴毪猡悉筏郡摔凭咏oへり。かのうれへせし工匠等をば、かぐや姫呼びすゑて、「嬉しき人どもなり。工匠等いみじく喜びて、「思ひつるやうにもあるかな。祿得しかひもなく皆とり舍てさせ給ひてければ、逃げうせにけり。女をえずなりぬるのみにあらず、天の下の人の見思はんことの恥かしき事。宮司候ふ人々、皆手を分ちて求め奉れども、御薨みまかりもやしたまひけん、え見つけ奉らずなりぬ。是をなんたまさかるとはいひ始めける。その年わたりける唐土船の王卿わうけいといふもの許に、文を書きて、「火鼠の裘といふなるもの買ひておこせよ。もていたりて、かの浦に居をる王卿に金をとらす?！富鹗螭昔梦覈摔胜猡韦胜?。世にあるものならば、この國にももてまうで來なまし。しかれどももし天竺にたまさかにもて渡りなば、もし長者のあたりにとぶらひ求めんに、なきものならば、使に添へて金返し奉らん。かの唐土船來けり。文を見るにいはく、「火鼠の裘辛うじて、人を出して求めて奉る。昔かしこき天竺のひじり、この國にもて渡りて侍りける、西の山寺にありと聞き及びて、公に申して、辛うじて買ひとりて奉る。今金五十兩たまはるべし。もし金賜はぬものならば、裘の質(zhì)かへしたべ。今金少しのことにこそあなれ。嬉しくしておこせたるかな。この裘入れたる箱を見れば、種々のうるはしき瑠璃をいろへて作れり。毛の末には金の光輝きたり?；黏藷堡踏长趣瑜辘狻⑶澶堡Δ椁胜毪长趣胜椁婴胜??！工趣谓oひて、「あなかしこ。その歌は、かぎりなきおもひに燒けぬかはごろも袂かわきて今日こそはきめ家の門かどにもて至りて立てり。かぐや姫かの裘を見ていはく、「うるはしき皮なめり。」竹取答へていはく、「とまれかくまれまづ請じ入れ奉らん。人ないたくわびさせ給ひそ。かく呼びすゑて、「この度は必ずあはん。この翁は、かぐや姫のやもめなるを嘆かしければ、「よき人にあはせん?！工趣い栅长趣胜欷?、えしひぬはことわりなり?！菏坤摔胜猡韦胜欷?、それを?qū)崵纫嗓胜激悉??！工趣い铡！工趣い窑?、大臣おとに「かくなん申す。大臣答へていはく、「この皮は唐土にもなかりけるを、辛うじて求め尋ね得たるなり。さは申すとも、はや燒きて見給へ?！袱丹欷肖长疆愇铯纹い胜辘堡?。大臣これを見給ひて、御顏は草の葉の色して居給へり。」と喜びて居たり。なごりなくもゆと知りせばかは衣おもひの外におきて見ましをとぞありける。世の人々、「安倍大臣は火鼠の裘をもていまして、かぐや姫にすみ給ふとな?！工胜蓡枻铡！工趣い窑堡欷小ⅳ长欷蚵劋皮?、とげなきものをばあへなしとはいひける。それをとり奉りたらん人には、愿はんことをかなへん。男をのこども仰の事を承りて申さく、「仰のことはいとも尊たふとし?！工壬辘筏ⅳ丐??！护趣长剿激栅伽堡?。いかに思ひてか汝等難きものと申すべき。難きものなりとも、仰事に從ひてもとめにまからん。大納言見笑ひて、「汝等君の使と名を流しつ?！工趣谓oひて、龍の首の玉とりにとて出したて給ふ。この人々ども、歸るまでいもひをして「我は居らん?！工趣谓oはせけり。龍の首の玉とり得ずは歸りくな。かるすき事をし給ふことそしりあへり。「親?君と申すとも、かくつきなきことを仰せ給ふこと?！袱挨鋳工瘠螭摔?、例のやうには見にくし。もとの妻どもは去りて、「かぐや姫を必ずあはん。遣し人は夜晝待ち給ふに、年越ゆるまで音もせず、心もとながりて、いと忍びて、た舍人二人召繼としてやつれ給ひて、難波の邊ほとりにおはしまして、問ひ給ふことは、「大伴大納言の人や、船に乘りて龍殺して、そが首の玉とれるとや聞く?！工刃Δ窑啤ⅰ袱丹毪铯钉工氪猡胜?。え知らでかくいふ。遲く來るやつばらを待たじ。いかしけん、はやき風(fēng)吹きて、世界くらがりて、船を吹きもてありく。いかならんとするぞ。楫取答へてまをす、「こら船に乘りてまかりありくに、まだかくわびしきめを見ず。もしさいはひに神の助けあらば、南海にふかれおはしぬべし。」とて、楫取なく。などかくたのもしげなきことを申すぞ。楫取答へてまをす、「神ならねば何業(yè)をか仕つかうまつらん。はやても龍の吹かするなり?！工趣い丐小ⅰ袱瑜长趣胜?。をぢなく心幼く龍を殺さんと思ひけり?！工取⒆Ｔ~よごとをはなちて、立居なく呼ばひ給ふこと、千度ちたびばかり申し給ふけにやあらん、やう神なりやみぬ。楫取のいはく、「これは龍のしわざにこそありけれ。あしき方の風(fēng)にはあらず。」といへども、大納言は是を聞き入れ給はず。濱を見れば、播磨の明石の濱なりけり?！工人激窑?、息つき伏し給へり。松原に御み筵敷きておろし奉る?！工人激窑?、辛うじて起き上り給へるを見れば、風(fēng)いとおもき人にて、腹いとふくれ、こなたかなたの目には、李を二つつけたるやうなり。國に仰せ給ひて、腰輿たごし作らせたまひて、によぶになはれて家に入り給ひぬるを、いかで聞きけん、遣し男ども參りて申すやう、「龍の首の玉をえとらざりしかばなん、殿へもえ參らざりし?！护趣茀ⅳ辘膜?。大納言起き出でての給はく、「汝等よくもて來ずなりぬ。それが玉をとらんとて、そこらの人々の害せられなんとしけり。よく捕へずなりにけり。家のあたりだに今は通らじ?！工趣?、家に少し殘りたりけるものどもは、龍の玉とらぬものどもにたびつ。糸をふかせてつくりし屋は、鳶烏の巣に皆咋くひもていにけり?！埂袱い胜丹猡ⅳ椁??！工趣い窑堡欷?、「あなたへがた。７ 燕の子安貝中納言石上麻呂は、家につかはる男どもの許に、「燕つばくらめの巣くひたらば告げよ?！工壬辘??！工趣谓oふ。たし子產(chǎn)む時なんいかでかいだすらん、はらと人だに見れば失せぬ。又人のまをすやう、「大炊寮おほゐづかさの飯炊ぐ屋の棟のつくの穴毎に燕は巣くひ侍り。さてこそとらしめ給はめ。中納言喜び給ひて、「をかしき事にもあるかな。興あること申したり。殿より使ひまなく給はせて、「子安貝とりたるか?！秆啶馊摔螖?shù)多のぼり居たるにおぢて、巣にのぼりこず?！工人激筏幛窡─栅?、かの寮の官人くわんじんくらつ麿と申す翁申すやう、「子安貝とらんと思しめさば、たばかり申さん。くらつ麿が申すやう、「この燕の子安貝は、惡しくたばかりてとらせ給ふなり。あなひにおどろしく、二十人の人ののぼりて侍れば、あれて寄りまうで來ずなん。」と申す。」とて、あなひを毀ちて、人皆歸りまうできぬ?！工趣韦郡蓼?。さて七度廻らんをりひき上げて、そのをり子安貝はとらせ給へ。中納言喜び給ひて、萬の人にも知らせ給はで、みそかに寮にいまして、男どもの中に交りて、夜を晝になしてとらしめ給ふ?！工刃窑啤⒂陇螭兢踏皮扭苯oひつ?！工趣韦郡蓼窑魄菠筏?。くらつ麿申すやうに、尾をさげて廻るに、荒籠に人を載せて釣りあげさせて、燕の巣に手をさし入れさせて探るに、「物もなし?！工雀工坤沥啤ⅰ刚lばかりおぼえんに?！?