【正文】 瑚嗹の器だ。人に禦（あた）るに口給（こうきゅう）を以てすれば、屢々（しばしば）人に憎まる?？谙趣螜C(jī)転で人をおしとめているのでは、人から憎まれがちなものだ。 先生が漆雕開(kāi)を仕官させようとされたところ、答えて「私はそれに未だ自信が持てません」といった。子路（しろ）これを聞きて喜ぶ。私についてくるものは、まあ由かな。又た問(wèn)う。赤（せき）や何如?！? 0509 子謂子貢曰、女與囘也孰愈、對(duì)曰、賜也何敢望囘、囘也聞一以知十、賜也聞一以知二、子曰、弗如也、吾與女弗如也、 子、子貢に謂いて曰わく、女（なんじ）と回と孰（いず）れか愈（まさ）れる。子の曰わく、如（し）かざるなり?；丐弦护蚵劋い皮饯欷?十をさとりますが、賜などは一を聞いてそれで二が分かるだけです。子の曰わく、始め吾れ人に於けるや、其の言を聴きて其の行（こう）を信ず。先生はいわれた、「腐った木には彫刻ができない。今は私は人に対するのみ、言葉を聞いてさらに行いまで観察する。子の曰わく、橙（とう）や慾なり?；颏肴摔黏à啤干瓿趣扦稀工趣いΔ?、先生は云われた、「橙には欲がある。 子貢がいった、「私は、人が自分にしかけるのを好まないようなことは、私の方でも人にしかけないようにしたい。 子貢がいった、「先生の文彩は［だれにも］聞くことができるが、先生が人の性（もちまえ）と天の道理についておっしゃる ことは、［奧深いことだけに、普通には］とても聞くことができない」 0514 子路有聞、未之能行、唯恐有聞、 子路、聞くこと有りて、未だこれを行うこと能わざれば、唯だ聞く有らんことを恐る。 子貢がおたずねした、「孔文子は、どうして文という［おくり名］のでしょうか。 先生が子産のことをこう云われた、「君子の道を四つそなえておられた。節(jié)を山にしセツを藻にす、何如（いかん）ぞ其れ知ならん。三たびこれを已（や）めらるとも、慍（いか）れる色なし。崔子、斉（せい）の君を弒（しい）す。一邦に至りて、則ち又た曰わく、猶お吾が大夫崔子がごときなりと。曰わく、仁なりや。」先生はいわれた、「誠(chéng)実だね?！工趣い铯欷??！护趣い盲皮饯长蛉イ辘蓼筏??！工趣い铯欷?。先生はそれを聞かれると、「二度考えたらそれでよろしいよ。 先生がいわれた、「寧武子は、國(guó)に道のあるときは智者で、國(guó) に道のないときは愚かであった。これを裁する所以（ゆえん）を知らざるなり。］」 0523 子曰、伯夷叔齊、不念舊惡、怨是用希、 子の曰わく、伯夷 ? 叔齊、舊悪を念（おも）わず?；颏毪窑弱担à梗─蚱颏Α！? 0525 子曰、巧言令色足恭、左丘明恥之、丘亦恥之、匿怨而友其人、左丘明恥之、丘亦恥之、 子の曰わく、巧言、令色、足恭（すうきょう）なるは、左丘明これを恥ず、丘も亦たこれを恥ず。怨みをかくしてその人と友達(dá)になるのは、左丘明は恥とした、丘もやはり恥とする」 0526 顔淵季路侍、子曰、盍各言爾志。顔淵の曰わく、願(yuàn)わくは善に伐（ほこ） ること無(wú)く、労を施すこと無(wú)けん?！棺勇筏悉い盲俊ⅰ福鬯饯危蒈?chē)や馬や著物や毛皮の外套を友達(dá)と一緒に使って、それが痛んでも、くよくよしないようにありたいものです。 先生がいわれた、「もうおしまいだなあ。 先生がいわれた、「十軒ばかりの村里にも、丘（私）くらいの忠信の人はきっといるだろう。 0602 仲弓問(wèn)子桑伯子、子曰、可也、簡(jiǎn)、仲弓曰、居敬而行簡(jiǎn)、以 臨其民、不亦可乎、居簡(jiǎn)而行簡(jiǎn)、無(wú)乃大簡(jiǎn)乎、子曰、雍之言然、 仲弓、子桑伯子を問(wèn)う。子の曰わく、雍の言、然り。仲弓が「慎み深くいておおように行い、それでその人民に臨むのなら、いかにも結(jié)構(gòu)ですね。怒りを遷（うつ）さず、過(guò)ちを弐（ふた）たびせず。 哀公が「お弟子の中で誰(shuí)が學(xué)問(wèn)好きですか」とお訊ねになっ た。不幸にして短い壽命で死んでしまって、今ではもうおりません。子の曰わく、これに釜（ふ）を與え よ。子の曰わく、赤の斉に適（ゆ）くや、肥馬に乗りて軽裘（けいきゅう）を衣（き）たり。先生は「釜の分量だけあげなさい」と言われたので、増やして欲しいと願(yuàn)うと「ユの分量だけあげなさい」と言われた。辭す?！工妊预铯欷?。 先生が言われた、「回は三月（みつき）も心を仁の徳から離さない。曰わく、賜（し）は政に従わしむべきか。 季康子が訊ねた、「仲由（ =子路）は政治をとらせることができますかな。政治をとるくらい何でもありません」「求（ =冉求）は政治をとらせることができますかな。如し我れを復(fù)たする者あらば、則ち吾れは必ず文 *の上（ほとり）に在あらん。子、これを問(wèn)う。［そいした自分を］こっそりわが老彭（ =殷王朝の賢大夫）の［態(tài)度］にも比べている」 0702 子曰、默而識(shí)之、學(xué)而不厭、誨人不倦、何有於我哉、 子の曰わく、黙してこれを識(shí)（しる）し、學(xué)びて厭（いと）わず、人を誨（おし）えて倦（う）まず。 先生が言われた、「道徳を修めないこと、學(xué)問(wèn)を習(xí)わないこと、正義を聞きながらついて行けないこと、善くないのに改められないこと、そんなになるのが私の心配事である。久し、吾れ復(fù) た夢(mèng)に周公を見(jiàn)ず。 先生が言われた、「正しい道を目指し、［我が身に修めた］徳を根拠とし、［諸徳の中で最も重要な］仁によりそって、蕓［すなわち教養(yǎng)の中］に遊ぶ。ヒせずんば発せず。一つの隅を取り上げて示すとあとの三つの隅で答えるというほどでないと、繰り返すことをしない。先生は、お弔いで聲をあげて泣かれたその日には、歌をうたわれなかった。子の曰わく、暴虎馮河（ぼうこひょうが）して死して悔いなき者は、吾れ與にせざるなり。「先生が大軍をお進(jìn)めになるとしたら、誰(shuí)と一緒なさいますか。 先生が言われた、「富みというものが追求してもよいものなら、鞭（むち）をとる露払い［のような賎しい役目］でも私は勤めようが、もし追求すべきでないなら、私の好きな生活に向かおう。曰わく、図（はか）らざりき、楽を?yàn)椁工长趣嗡梗à长常─酥沥椁螭趣稀? 先生が慎まれ［て対処され］たことは、祭祀のときの潔斎（ものいみ）と、戦爭(zhēng)と、病気であった。どうしてもというなら、事に當(dāng)たって慎重で、よく計(jì)畫(huà)をねって成し遂げるような人物とだね」 0711 子曰、富而可求也、雖執(zhí)鞭之士、吾亦爲(wèi)之、如不可求、從吾所好、 子の曰わく、富（とみ）にして求むべくんば、執(zhí)鞭（しつべん）の士と雖も、吾れ亦たこれを?yàn)椁丹蟆? 先生が顔淵に向かって言われ た、「用いられたら活動(dòng)し、捨てられたら引きこもるという［時(shí)宜（じぎ）を得た］振る舞いは、ただ私とお前だけにできることだね。唯だ我と爾（なんじ）と是れあるかな。子、是の日に於て哭（こく）すれば、則ち歌わず。 先生が言われた、「［分かりそうで分からず］わくわくしているのでなければ、指導(dǎo)しない。 先生が言われた、「乾し肉一束を持ってきた者から上は、［どんな人でも］私は教えなかったということはない。久しいことだよ、私がもはや周公を夢(mèng)にみなくなってから。 先生のくつろぎの有り様は、伸びやかであり、にこやかである。 先生が言われた、「黙っていて覚えておき、學(xué)んで飽きることなく、人に教えて怠らない。竊（ひそ）かに我が老彭（ろうほう）に比す。閔子騫は言った、「私のためにうまくお斷り下さい。政治をとるぐらい何でもありません」 0609 季氏使閔子騫爲(wèi)費(fèi)宰、閔子騫曰、善爲(wèi)我辭焉、如有復(fù)我者、則吾必在文 *上矣、 季氏、閔子騫（びんしけん）をして費(fèi)の宰たらしむ。政治をとるくらい何でもありません。曰わく、求（きゅう）は政に従わしむべきか。」 0608 季康子問(wèn)、仲由可使從政也與、子曰、由也果、於從政乎何有、曰、賜也可使從政也與、子曰、賜也逹、於從政乎何有、曰、求也可使從政也與、子曰、求也藝、於從政乎何有、 季康子、問(wèn)う、仲由は政に従わしむべきか。 先生は仲弓のことをこう言われた、「まだらな牛の子でも、赤い毛並みでさらに良い角なら、用いないでおこうと思っても、山川の神々の方でそれを見(jiàn)捨てておこうか［きっと祭祀の供物に抜擢されよう］」 0607 子曰、囘也、其心三月不違仁 、其餘則日月至焉而已矣、 子の曰わく、回や其の心三月（さんがつ）仁に違わず。 ［先生が魯の司冠（しこう =司法大臣）であられたとき］原思はその家宰（かさい =封地の取締）となったが、九百斗の米を與えられて辭退した。先生は言われた、「赤が斉へ出かけたときは、立派な馬 に乗って軽やかな毛皮を著ていた。 子華が［先生の用事で］斉に使いに行った。曰わく、これにユ *を與えよ?！? 0604 子華使於齊、冉子爲(wèi)其母請(qǐng)粟、子曰、與之釜、請(qǐng)益、曰與之ユ *、冉子與之粟五秉、子曰、赤之適齊也、乘肥馬、衣輕裘、吾聞之也、君子周急不繼富、 子華、斉（せい）に使いす?！割喕丐趣いφ撙辘蓼筏茖W(xué)問(wèn)好きでした。今や則ち亡（な）し。 0603 哀公問(wèn)曰、弟子孰爲(wèi)好學(xué)、孔子對(duì)曰、有顔囘、好學(xué)、不遷怒、不貳過(guò)、不幸短命死矣、今也則亡、未聞好學(xué)者也、 哀公問(wèn)う、弟子、孰（たれ）か學(xué)を好むと為す。先生は「結(jié)構(gòu)だね、おおようだ。仲弓が曰わく、敬に居（い）て簡(jiǎn)を行い、以て其の民に臨まば、亦た可ならずや。 先生がいわれた、「雍は南面させてもよい」 南面 =天子や諸侯は南向きで政治をとった?！? 0528 子曰、十室十邑、必有忠信如丘者焉、不如丘之好學(xué)也、 子の曰わく、十室の邑（ ゆう）、必ず忠信、丘が如き者あらん。」子路が「どうか先生のご志望をお聞かせ下さい」といったの で、先生はいわれた、「老人には安心されるように、友達(dá)には信ぜられるように、若者には慕われるようになることだ」 0527 子曰、已矣乎、吾未見(jiàn)能見(jiàn)其過(guò)、而內(nèi)自訟者也、 子の曰わく、已矣乎（やんぬるかな）。子の曰わく、老者はこれを安んじ、朋友はこれを信じ、少者はこれを懐（なつ）けん。子の曰わく、盍（なん）ぞ各々爾（なんじ）の志しを言わざる。 先生がいわれた、「ことば上手で顔つきよくあまりにうやうやしいのは、左丘明は恥じとした。 先生がいわれた 、「微生高のことを正直だなどと誰(shuí)がいうのか。 先生がいわれた、「伯夷 ? 叔齊とは、［清廉で悪事を憎んだが］古い悪事をいつまでも心に留めなかった。うちの村の若者たちは志が大きく、美しい模様を織りなしてはいるが、どのように裁斷したらよいか分からないでいる?！? 0522 子在陳曰、歸與歸與、吾黨之小子狂簡(jiǎn)、斐然成章、不知所以裁之也、 子、陳に在りて曰わく、帰らんか、帰らんか。 0521 子曰、寧 *武子、邦有道則知、邦無(wú)道則愚、其知可及也、其愚不可及也、 子の曰わく、寧武子（ねいぶし）、邦（くに）に道なければ則ち愚。子、これを聞きて曰わく、再（ふたた）びせば斯れ可なり?！埂溉胜扦筏绀Δ?。よその國(guó)に行き著くと、『やはりうちの家老の崔子と同じことだ。」というと、「［仁であるためには智 者でなければならないが、彼は］智者ではない。 子張がおたずねした、「令尹の子文は、三度仕えて令尹となったが嬉しそうな顔もせず、三度それをやめさせられても怨みがましい顔もせず、前の令尹の政治を必ず新しい令尹に報(bào)告しました。何如。他邦に至り て則ち曰わく、猶（な）お吾が大夫崔子がごときなりと。何如（いかん）。どうかな、それで智者だとは。久しくしてこれを敬す。だから文と云うのだよ」 0516 子謂子産、有君子之道四焉、其行己也恭、其事上也敬、其養(yǎng)民也惠、其使民也義、 子、子産（しさん）を謂わく、君子の道四つ有り。 0515 子貢問(wèn)曰、孔文子何以謂之文也、子曰、敏而好學(xué)、不恥下問(wèn)、是以謂之文也、 子 貢問(wèn)うて曰わく、孔文子、何を以てかこれを文と謂うや。」 0513 子貢曰、夫子之文章、可得而聞也、夫子之言性與天道、不可得而聞也已矣、 子貢が曰わく、夫子の文章は、得て聞くべきなり。」 0512 子貢曰、我不欲人之加諸我也、吾亦欲無(wú)加諸人、子曰、賜也、非爾所及也、 子貢が曰わく、我れ人の諸（こ）れを我に加えんことを欲せざるは、吾れ亦た諸れを人に加うること無(wú)からんと欲す。 先生が「私は堅(jiān)強(qiáng)な人物を見(jiàn)たことがない?！? 0511 子曰、吾未見(jiàn)剛者、或?qū)υ弧⑸瓿?*、子曰、橙 *也慾、焉得剛、 子の曰わく、吾れ未（い ま）だ剛者を見(jiàn)ず。予に対して何を叱ろうぞ。予に於てか是れを改む。子の曰わく、朽木（きゅうぼく）は雕（ほ）るべからず、糞土（ふんど）の牆（かき）は朽（ぬ）るべからず