【正文】 高いため、一度他者とのコミュニケーションにつまずくと、なかなか新たなコミュニケーションに踏み出せなくなってしまうことから生まれる。引きこもりまでいかなくても、周りとのコミュニケーションのなかで自分がまともに相手にされなければ、誰(shuí)だって心 を閉ざしてしまい、內(nèi)にこもりがちになるだろう。コミュニケーション能力をめぐる競(jìng)爭(zhēng)が激しい社會(huì)は、 4 4 人にとても冷淡だ。 また、いじめは、子供たちのコミュニケーション能力の欠如からおきているのではなく、逆に、みんなが空気を読みすぎることで生じるストレスのはけ口を特定の人間に向けることでおきている。こうしたストレスや重圧は、子供に限った問(wèn)題ではない?？諝荬驂菠筏皮悉胜椁胜い趣いR力は、人々にコミュニケーション能力をさらに要求するだろう。しかし、それが進(jìn)めば、社會(huì)のなかで同調(diào)圧力が強(qiáng)まり、社會(huì)そのものが萎縮 （注 3） 4 5 。 （萱野稔人「私の視點(diǎn)」2022年４月９日付朝日新聞朝刊による） （注１）長(zhǎng) (た )ける：優(yōu)れている （注２）過(guò)當(dāng) (かとう )な：適當(dāng)な程度を超えている （注３）萎縮 (いしゅく )する：元?dú)荬胜胜? 41 １通う人もいるほどだ ２通うまでもなかろう ３通うべきである ４通う人がいるのだろうか 42 １極めて當(dāng)然のことではないか ２極めて可能性が低いのではないか ３はたして健全なのだろうか ４はたして起こり得ない のだろうか 43 １したがって ２すなわち ３それどころか ４とはいえ 44 １こうしてつまずかせる ２そこから踏み出させる ３それにつまずいてしまった ４ここから踏み出してしまった 45 １してしまうのだろうか ２してしまうだけである ３してしまうものでもない ４してしまうとも言えまい 読解 問(wèn)題 8 次の（ 1）から（ 4）の文章を読んで、後の問(wèn)いに対する答えとして最もよいものを、１ .２ .３ .４から一つ選びなさい。 （ 1） ほかの人の成功事例 をマネすることが、必ずしも自分の成功を約束するものではなくなったのがいまの時(shí)代です。昨日までの成功は、今日の成功を意味しません。そのような時(shí)代に大切なのは、やはり創(chuàng)造力です。そして創(chuàng)造力とは新しいものをつくりだす力を意味している以上、失敗を避けて培えるものではありません。 創(chuàng)造力を身につける上でまず第一に必要なのは、決められた課題に解を出すことではなく、自分で課題を設(shè)定する能力です。 （畑村洋太郎『失敗學(xué)のすすめ』による） 46 筆者によ ると、いまの時(shí)代に創(chuàng)造力を養(yǎng)うには何が必要か。 1 失敗を経験しながら課題を見(jiàn)つけ出す力 2 失敗を重ねながら課題をこなしていく力 3 失敗を生かしながら課題を遂行する力 4 失敗を受け入れながら課題を解く力 （ 2） 以下は、ある會(huì)社が取引先に出した文書(shū)である。 2022 年 11 月 10 日 エ―ピーシー株式會(huì)社 海外営業(yè)部長(zhǎng)田中春子様 ?サクラ株式 會(huì)社 國(guó)際課長(zhǎng) 西田良雄 拝啓 貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。 先日お知 らせいたしました通り、弊社は、事業(yè)拡大のため、來(lái)年 1 月に本社を現(xiàn)在の朝日ビル（北森區(qū)）から山中ビル（西川區(qū)）に移転いたします。それに先立ちまして、これまで東川區(qū)にございました國(guó)際課も、 12月 3 日に山中ビル 5 階に移転することになりました。つきましては、以下の通り新住所および連絡(luò)先をお知らせいたします。 今後とも、なお一層のご愛(ài)顧のほどお願(yuàn)い申し上げます。 敬具 記 新住所：〒 1 41 ― 0023 東京都西川區(qū)大町 1 ５ ２０山中ビル５階 新電話番號(hào)： 0 3 ― 7434― 5656 新 FAX 番號(hào)： 0 3 ― 7434― 5657 以上 47 この文書(shū)で最も伝えたいことは何か。 1 ?サクラ株式會(huì)社の國(guó)際課が 1 月に山中ビルに移転すること 2 ?サクラ株式會(huì)社の國(guó)際課が 12 月に山中ビルに移転すること 3 ?サクラ株式會(huì)社の本社と國(guó)際課が 1 月に山中ビルに移転すること 4 ?サクラ株式會(huì)社の本社と國(guó)際課が 12 月に山中ビルに移転すること （ 3） 価値観や科學(xué)的常識(shí)は、誰(shuí)にとってもいつの世でも、変わらぬものだと感じがちです。しかしそれは雲(yún)の形のように、一見(jiàn)、靜止しているように見(jiàn)えて、じつはゆっくりと変化しています。あまりにも ゆっくり変化するため、多くの人が、雲(yún)は靜止畫(huà)のように変化しないものだと信じているのです。 誰(shuí)もが、たまたま自分の成長(zhǎng)期に見(jiàn)ていた雲(yún)こそが「正しい 雲(yún)の形」だと思い込みます。こうしてそれぞれの世代の人の脳裏にある雲(yún)の姿は、お互いに尐しずつズレてきて、すれ違いが起こるのです。 （藤?zèng)g晃治『「わかりやすい教え方」の技術(shù)―「教え上手」になるための１３のポ?ント』による） 48 筆者は、すれ違いが起こる原因をどのように説明しているか。 1 見(jiàn)る雲(yún)の形はどの世代でも変わらないが、一人一人は違う雲(yún)の形を見(jiàn)ているため 2 見(jiàn)る雲(yún)の形はどの世代でも同じだが、一人一人の記憶の中で雲(yún)の形が変わっていくため ３見(jiàn)る雲(yún)の形は世代によって違うが、一人一人は雲(yún)の形はい つも同じだと思っているため ４見(jiàn)る雲(yún)の形は世代によって異なるが、一人一人の好きな雲(yún)の形はそれ以上に違うため （ 4） データが示す姿は光の部分もあれば影の部分もある。そのどちらか一方だけを強(qiáng)調(diào)することは、分かりやすさという面はあるものの、徒に対立軸を先鋭化（注）させたり、無(wú)用の混亂を生じさせる危険性がある。 これらをいちいち意識(shí)しているのは大変であるが、尐なくともデータをやみくもに信じてしまう態(tài)度だけはとるべきでない。データの罠を見(jiàn)分ける力、すなわちデータリテラシーは、多くの人にとって必要なものではあるが 、本來(lái)は、公平で客観的な報(bào)道に努めるべきメデ??に攜わる人間が、しっかりと備 え て い な け れ ば な ら な い 必 須 の 條 件 で あ る 。 （ 田村秀「データの罠―世論はこうしてつくられる」による） 注：先鋭化させる：ここでは、目立たせる。 49 筆者によると、報(bào)道に攜わる人間が備えておくべき必須條件とは何か。 １示されたデータから影の部分を取り除く力。 ２示されたデータが偏ったものではないか見(jiàn)抜く力。 ３示されたデータをありのまま分かりやすく伝える力。 ４示されたデータから報(bào)道目的に合ったものを選び取る力。 問(wèn)題９次の（ 1）から（ 3）の文章を読んで、後の問(wèn)に対する答えとして最もよいものを、１ .２ .３ .４から 一つ選びなさい。 （ 1） すでに地図の空白がなくなった現(xiàn)在、地理的な冒険や探検といった行為は、時(shí)間が経つにつれてどんどん不可能になってきている。ジャーナリストの本多勝一氏は、冒険の條件として「命の危険性」と「行為の主體性」の二つをあげているが、①近代の冒険は、その後者が重要なのだ。それはつまり自己表現(xiàn)の問(wèn)題とも密接に関わってくる。ここでいう表現(xiàn)とは 、地図上に誰(shuí)もたどったことがない軌跡を描くという意味である。これまでの人類(lèi)の歩みを俯瞰（注１）して、その隙間を見(jiàn)つけ、自分なりの方法で空白を埋めていく行為と言い換えることもできる。わかりやすいところでは、登山におけるバリエーション .ルートや、 8000 メートル峰（注２）を無(wú)酸素で登ることや、厳冬期にどこそこを橫斷するとか、はじめて大陸の最高峰に全部登るとか、そういうことだ。末踏（注３）の地がなければ、點(diǎn)と點(diǎn)を結(jié)んで誰(shuí)もおこなっていないことをすればいい。そうした點(diǎn)と點(diǎn)を結(jié)ぶのが厳しい土地、?クセスの難しい場(chǎng)所、思いもよらないルートを形成するなら、なおさらその注目度は増していく。冒険の世界には、海でも山でも空でも、そういう志向が必ずどこかに存在している。白紙のキャンバス（注４）に絵を描くためには表現(xiàn)力が必要なように、②地理的な空白がなくなった時(shí)代を生きる現(xiàn)代の冒険家たちは、そこに特別な自分なりの題材を見(jiàn)つけなくてはいけない。だからこそ③冒険者は?ーテ?ストでもあるといえる。 （石川直樹(shù)『最高の冒険家』による） （注１）：俯瞰 (ふかん )す る：全體を眺める （注２）： 8000 メートル峰 (ほう )： 8000 メートル級(jí)の山 （注３）：末踏：まだ誰(shuí)も足を踏み入れたことがないこと （注４）：キャンバス：絵を描くための布地 50 筆者は①近代の冒険は、その後者が重要なのだと述べているが、それはどのような意味か。 １誰(shuí)もが難関と感じる対象を探し、命をかけて挑戦することが重要だ。 ２先駆者が偉業(yè)を成し遂げた場(chǎng)所に、新たな決意で挑戦することが重要だ。 ３新たな冒険の対象を見(jiàn)いだし、獨(dú)自の方法でそれに挑戦することが重要だ。 ４誰(shuí)も踏み入ったことのな い場(chǎng)所に、獨(dú)創(chuàng)的な方法で挑戦することが重要だ。 51②地理的な空白がなくなったとはどういうことか。 １誰(shuí)も考えつかないような冒険のルートがなくなった。 ２自分なりの方法で冒険できる場(chǎng)所がなくなった。 ３冒険に値するルートがすべて行き盡くされた。 ４誰(shuí)も冒険したことがない場(chǎng)所がなくなった。 52 筆者が、③冒険者は?ーテ?ストでもあると述べているのはなぜか。 １冒険者も?ーテ?ストのように創(chuàng)造性のある自己表現(xiàn)が求められるから ２冒険者も?ーテ?ストのように表現(xiàn)力をつけることで注目度が増す から ３冒険者も?ーテ?ストのように自然と向き合って自己表現(xiàn)するから ４冒険者も?ーテ?ストのように主體的な表現(xiàn)が許されているから （ 2) 世界の食糧供給の頭打ち（注１）、かつての日本と同じように、経済成長(zhǎng)のために農(nóng)業(yè)を衰退させ、一方では食生活の向上を図る?ジ?の動(dòng)きなど、私たちが暮らしている輸入大國(guó)の基盤(pán)は意外に脆い。 私たちは、①このへんで食糧の危機(jī)管理體制を考えておく必要があるのではないか。 危機(jī)管理とは、いったんことが起きた時(shí)に、生産から流通までをどうするか、前もって體制作りを考えておくことである。②體制を制度にしておかないと、食料確保のためのある程度強(qiáng)制力を持った政策を?qū)g施することなど不可能である。畑には?モ類(lèi)を優(yōu)先的に植えなければならない。個(gè)人的に嫌だという人がいても、國(guó)民が最小限の栄養(yǎng)をとるために協(xié)力してもらう必要がある。この點(diǎn)を制度化しておく方が良いのではないか、ということである。 平和な時(shí)には、この制度は眠らせておけばいい。いざという時(shí)に（注２）政府が発動(dòng)（注３）するのである。普段は、政府はなるべく食料の生産や流通には介入すべきではない。それぞれの立場(chǎng)の人たちが、自由 に活動(dòng)出來(lái)るような環(huán)境を整えておく役割だけでいい。しかし何かの時(shí)には、食料管理に責(zé)任を持つ仕組みに移行するのである。多くの場(chǎng)合は、異常事態(tài)が過(guò)ぎ去るまでの一時(shí)的な措置 になるだろう。 （中略） 食糧の危機(jī)管理體制とは、非常事態(tài)に備えた生産から流通までの仕組み作りである。発動(dòng)する（注３）ことがないように祈りながら、制度を検討しておく必要があるのではないか。 （中村靖彥「コンビニフ?ミレス回転壽司」による） （注１）頭打ち：限界に達(dá)して、それ以上に伸びなくなること （注２）いざという時(shí)に：非常事態(tài)の起こった時(shí) に （注３）発動(dòng)する：ここでは、制度を?qū)g際に使う 53①このへんで食糧の危機(jī)管理體制を考えておく必要があるとあるが、なぜか。 １今すぐ食糧を確保し國(guó)民一人一人の生活を守らなければならないから ２?ジ?を中心として食料の生産や流通に非常事態(tài)が起きているから ３食糧の確保が今後ますます難しくなることが予想されるから ４食糧輸出國(guó)の危機(jī)管理體制が確固としたものではないから 54②體制を制度にしてとあるが、どうすることか。 １生産から流通までの體制を考える。 ２國(guó)民が活動(dòng)できるような體制を整 える。 ３政府主導(dǎo)で実施出來(lái)るような仕組みを作る。 ４生産や流通に國(guó)民が責(zé)任を持つ仕組みを作る。