【正文】 心明（しんめい）心の機能で、精神、意識、思惟などの高レベルの精神神経活動。心陽（しんよう）心の機能のうち溫める働き（溫煦作用）に重點を置いたもの。辛涼解表法（しんりょうげひょうほう）辛涼の薬で冷まし風熱の邪を體表から発散させる治療法。発熱、咽痛、咽の腫れを治す。類語：去風清熱法髄（ずい）腎精から作られ、骨髄は骨格を脊髄は脳を形成する。水飲（すいいん）痰飲、胃內(nèi)停水水逆（すいぎゃく）嘔吐の一種で、口が渇き、尿量が減少し、水を飲んでもすぐに吐き出す。五苓散の証として有名。水穀（すいこく）飲食物水穀の海（すいこくのうみ）飲食物である水分や穀物を溜める胃の別稱。水穀の精微（すいこくのせいび）飲食物の消化によって胃で生成され、脾で運ばれる滋養(yǎng)物質(zhì)。水剤（すいざい）水毒の病証に用いる生薬。水濕停滯（すいしつていたい）水分の停滯で浮腫、下痢、尿量減少などが起こる。類語：水毒水臓（すいぞう）水分代謝を主るため腎臓の別稱。水道（すいどう）津液の通路である三焦。水毒（すいどく）水分代謝異常や病因となるような水分。推動（すいどう）気の働きの一つで、血や津液の循環(huán)や分布、人體の発育、臓腑や経絡(luò)の機能を推進すること。水の上源（すいのじょうげん）肺の別稱。呼吸によって水分を蒸発、発散させ、五臓の中でも上部にあるため。頭眩（ずげん）頭がくらむ、めまい。頭重（ずじゅう）頭が重く感じられる。寸関尺（すんかんしゃく）手首の脈で一指づつ腕に向かって寸口、関上、尺中の脈とする。この両手首（橈骨）の動脈の狀態(tài)で診斷することを脈診という。精（せい）生命の根本物質(zhì)で気や血に変化し、成長、老化、生殖、死に直接関わる。腎に貯蔵されるので腎精とも言う。臍下悸（せいかき）水滯などが高じると腹部大動脈を圧迫し、その拍動が腹皮まで波及する。水滯の程度によって位置が異なる。精関不固（せいかんふこ）腎の機能失調(diào)のため、精を貯蔵できず、遺精、滑精、早漏、夜間頻尿、尿失禁を起す。類語：腎気不固正気（せいき）病邪に対する人體の抵抗力。清気（せいき）肺が呼吸によって得た自然界の空気。精気（せいき）腎精と腎から生成する気。精血（せいけつ）生命活動を維持する栄養(yǎng)物質(zhì)で飲食物から作られる。清熱（せいねつ）內(nèi)部の熱を冷ます。體表の熱は解熱という。清熱化濕法（せいねつけしつほう）寒涼性の生薬を用い、濕や熱邪（発熱?嘔吐?下痢?尿不利?腹脹）を除く治療法。清熱解毒法（せいねつげどくほう）寒涼性の生薬を用い、熱毒の邪（発赤?腫脹?化膿?高熱）を除く治療法。清熱瀉火法（せいねつしゃかほう）寒涼性の生薬を用い、熱や火邪（高熱?口渇?顔面紅潮?目の充血?腹満）を除く治療法。清熱涼血法（せいねつりょうけつほう）寒涼性の生薬を用い、火熱が血に及んで出血や発熱するものを除く治療法。切診（せっしん）四診の一つで、脈、腹などに觸れて診斷。それぞれ脈診、腹診という。泄瀉（せっしゃ）下痢の中で、水を流すように下り、腹痛をあまり伴わない。舌苔（ぜったい）舌の上についた苔狀の物質(zhì)で、病邪の性質(zhì)や部位などを推測する手がかりにする。（舌診）泄痢下重（せつりげじゅう）冷えによる下痢。冷飲食によっても起こる。譫語（せんご）うわごと疝痛（せんつう）発作性に起る刺すような痛み。先天の精（せんてんのせい）両親から受け継いだ、生まれつき備わった精。先天の本（せんてんのほん）腎を指す。両親から受け継いだ先天の精は腎に貯蔵され、生命の源となる。宣発（せんぱつ）肺の機能で、気?血?津液を全身に巡らせたり、発汗や呼吸を行う。喘鳴（ぜんめい）喘するとき、咽がかすかに鳴る。涎末（せんまつ）よだれ燥（そう）六気（風?寒?暑?濕?燥?火）のひとつで気候に関係し、秋に出現(xiàn)。燥邪（そうじゃ）乾燥した秋や、乾燥した環(huán)境で乾燥に似た癥狀を引き起こす発病因子。蔵躁（ぞうそう）子宮が騒ぐという意味から、ヒステリーなど泣いたり悲しんだりする癥狀。燥熱（そうねつ）津液、血、精が不足して起こる內(nèi)燥と內(nèi)熱が結(jié)びついて、熱と更なる消耗が起こる。糟粕（そうはく）飲食物の消化吸収後に殘る粕。臓腑弁証（ぞうふべんしょう）中醫(yī)の病態(tài)鑑別法のひとつ。臓腑の生理と臓腑間の相互関係を検討する。疏肝（そかん）肝気鬱結(jié)を解き、肝気を良く巡らせる。（疏肝解鬱）疏肝解鬱法（そかんげうつほう）肝気の鬱結(jié)によって起こるイライラ、憂鬱、怒り、ヒステリー、胸脇苦満などの治療法。熄風法（そくふうほう）內(nèi)風で起こる、めまい、ふらつき、痙攣、震えなどの治療法。類語：平肝熄風法疏泄（そせつ）肝の生理機能のひとつ。精神機能や臓腑の活動をのびやかに円滑に保つ。自律神経系の働きに似ている。【た～と】太陰（たいいん）五臓に屬する陰経の一つで、陰気が旺盛である。太陰?。à郡いい螭婴绀Γ┨摖瞍驇·婴聘箿?、下痢、吐き気をともなう病気。大過（たいか）気候の異常。例）暑すぎる夏、寒すぎる冬..帯下（たいげ）婦人のこしけ大腸（だいちょう）六腑の一つで、水分を吸収し殘りを大便として排出する。胎毒（たいどく）親からの遺伝による毒や體質(zhì)的な病毒。先天梅毒。太陽（たいよう）六腑に屬する陽経の一つで、體表に位置し最初に外邪に犯されやすい。太陽?。à郡い瑜Δ婴绀Γ嵝圆·纬跗冥敲}浮、頭痛、悪寒、項強などがみられる。濁（だく）不要な成分?！鍧犸嬌夏妫à坤い螭袱绀Δ悚┪竷?nèi)停水によって起こる頭痛、眩暈、嘔吐など。脫汗（だっかん）瀕死狀態(tài)の多汗。膽（たん）六腑の一つで、膽汁を貯蔵し、脾胃の消化吸収を助け、決斷の機能を持つ。痰（たん）水分代謝の異常により停滯した濕が、體の部分に集まって出來る。粘稠なものを痰、希薄なものを飲。脾胃で生じ肺に溜まりやすい。痰飲（たんいん）痰と飲の総稱膽気（たんき）思考などの結(jié)果、決斷をする機能。痰滲利水法（たんしんりすいほう）濕邪によって起こる、浮腫、下痢、尿不利を尿として排出する治療法。血の道（ちのみち）婦人にみられる神経癥の一種。中寒（ちゅうかん）寒冷に中る。中風（ちゅうふう）傷寒論では熱病や感冒。金匱要略では脳出血、脳軟化癥などによる半身不隨。潮熱（ちょうねつ）潮水が満ちるように全身にみなぎる熱。腸癰（ちょうよう）蟲垂炎調(diào)理（ちょうり）病気の回復期や回復後の養(yǎng)生。治則（ちそく）治療の大原則治法（ちほう）具體的治療法調(diào)和肝胃法（ちょうわかんいほう）肝の機能失調(diào)が胃に及び肝胃不和（嘔吐、胃痛など）の狀態(tài)になったときの治療法。調(diào)和肝脾法（ちょうわかんひほう）肝の機能失調(diào)が脾に及び肝脾不和（腹痛、下痢など）の狀態(tài)になったときの治療法。沈艱痼疾（ちんかんこしつ）難しく久しく治らない病。類語：難病痼疾（なんびょうこしつ）天癸（てんき）腎精の充実とともに成熟する生殖機能の基本物質(zhì)。男子16歳、女子14歳で天癸至る。転筋（てんきん）こむらがえり盜汗（とうかん）寢汗統(tǒng)血（とうけつ）血液が血脈から漏れ出ないようにコントロールする気の固摂作用。吐逆（とぎゃく）食べたものを吐き出す。吐瀉（としゃ）嘔吐と下痢土臓（どぞう）脾の別稱。血や気を作り出すので、萬物を育てる土に例える。統(tǒng)血（とうけつ）血液が血脈から漏れ出さないようにコントロールする?！兢省巍俊兢稀邸績?nèi)寒（ないかん）陽気が衰え、溫熱産生能力が低下して見られる寒冷の癥狀。內(nèi)濕（ないしつ）水分代謝の異常や停滯で起こる病理産物。希薄なものは飲、粘度のあるものは痰。內(nèi)傷（ないしょう）日常生活や精神的な原因で體に起こる病変。內(nèi)燥（ないそう）津液が不足して體內(nèi)から起こる乾燥狀態(tài)。內(nèi)熱（ないねつ）陽気が相対的に過剰となり體內(nèi)に生じる熱。実熱と虛熱がある。內(nèi)風（ないふう）陰が不足し陽気を抑えられなくなり上昇し、めまい、ふらつき、震え、痙攣、ひきつりなど引き起こす。軟堅散結(jié)法（なんけんさんけつほう）痰や於血による腫瘤や硬結(jié)、結(jié)石などを消滅させる治療法。二陰（にいん）前陰を生殖器?尿道、後陰を肛門とし二陰。尿閉（にょうへい）小便不通熱証（ねっしょう）熱邪を受けたり、陽気が相対的に盛んになって起こる溫熱の癥狀。熱毒（ねつどく）熱の勢いが強く、発赤、腫脹、化膿、高熱などを引き起こす。脳（のう）奇恒の腑に一つで、精が集まり脊髄ができ、脊髄が頭に集まり脳ができる。膿漏（のうろう）副鼻腔炎肺（はい）五臓の一つで、呼気によって気を産生する。三焦を