【正文】 らに身はなしつとも玉の枝を手をらでさらに歸らざらましこれをもあはれと見て居をるに、竹取の翁走り入りていはく、「この皇子に申し給ひし蓬萊の玉の枝を、一つの所もあやしき處なく、あやまたずもておはしませり?！工趣い丐小⑽踏猡沥迫毪辘郡?。皇子のたまはく、「『命を舍てかの玉の枝持てきたり?！嘎盲斡摔胜椁悉筏蓼筏郡?。かるほどに門もんを叩きて、「車持皇子おはしたり。これをかぐや姫聞きて、「我はこの皇子にまけぬべし。いつか聞きけん、「車持皇子は、優(yōu)曇華の花持ちて上り給へり。迎に人多く參りたり?！复顺摔辘茪wり來にけり。かぐや姫のたまふやうに、違はずつくり出でつ?！工热摔摔弦姢ńoひて、三日許ありて漕ぎ歸り給ひぬ。御おくりの人々、見奉り送りて歸りぬ?；首印袱い热踏婴?。」とて、暇申して、かぐや姫の家には、「玉の枝とりになんまかる。かれ缽を棄てまたいひけるよりぞ、面なき事をばはぢをすつとはいひける。かぐや姫返しもせずなりぬ。おく露のひかりをだにもやどさまし小倉(cāng)山にてなにもとめけむとてかへしいだすを、缽を門に棄て、この歌のかへしをす。ひろげて見れば、海山のみちにころをつくしはてみいしの缽のなみだながれきかぐや姫、「光やある?！工人激窑?、かぐや姫の許には、「今日なん天竺へ石の缽とりにまかる。３ 仏の御石の缽 「猶この女見では、世にあるまじき心ちのしければ、天竺にあるものも持てこぬものかは?！护趣浃闲悉??！工趣啤⒊訾扦啤袱胜?、聞ゆるやうに見せ給へ。かぐや姫、「何か難からん。かく難き事をばいかに申さん。翁「難きこともにこそあなれ?！故现屑{言には、「燕つばくらめのもたる子安貝一つとりて給へ?！勾蟀榇蠹{言には、「龍たつの首に五色に光る玉あり?！工趣い铡￥饯欷税足yを根とし、黃金を莖とし、白玉を?qū)崵趣筏皮郡皮肽兢ⅳ??！工趣い铡￥挨鋳?、石作皇子には、「天竺に佛の御み石の缽といふものあり?！工趣い丐小⑽迦摔稳恕─狻袱瑜长趣胜?。これ善きことなり。仕うまつらんことは、それになむ定むべき。さ申すも理なり。『翁の命今日明日とも知らぬを、かくのたまふ君達(dá)きみたちにも、よく思ひ定めて仕うまつれ。日暮るほど、例の集りぬ?！袱瑜长趣胜辍！护?、そのおはすらん人々に申まをし給へ?！肝迦摔沃肖摔妞筏镆姢唤oへらんに、「御志勝りたり。人の志ひとしかなり?！工挨鋳韦い悉?、「何ばかりの深きをか見んといはん。そもいかやうなる志あらん人にかあはんと思す。」といふ?！护人激栅肖辘胜?。この人々の年月を經(jīng)て、かうのみいましつつ、宣ふことを思ひ定めて、一人々々にあひ奉り給ひね?！工趣い丐?、「變化の人といふとも、女の身もち給へり。いかでかさる事なくてはおはしまさん。女は男に合ふことをす。今日とも明日とも知らず?！工趣い铡Ｗ兓握撙摔剖踏辘堡笊恧趣庵椁?、親とこそ思ひ奉れ。翁の申さんこと聞き給ひてんや。強(qiáng)あながちに志を見えありく。「さりとも遂に男合せざらんやは?！工趣い窑啤⒃氯栅蜻^す。この人々、或時(shí)は竹取を呼びいでて、「娘を我にたべ。「かひなし。世の中に多かる人をだに、少しもかたちよしと聞きては、見まほしうする人々なりければ、かぐや姫を見まほしうして、物も食はず思ひつ、かの家に行きてたたずみありきけれども、かひあるべくもあらず。その中に猶いひけるは、色好といはるかぎり五人、思ひ止む時(shí)なく夜晝來けり。愚なる人は、「益やうなき歩行ありきはよしなかりけり。家の人どもに物をだに言はんとていひかくれども、こともせず。さる時(shí)よりなんよばひとはいひける。」と、音に聞きめでて惑ふ。男女をとこをうなきらはず呼び集へて、いとかしこくあそぶ。このほど三日うちあげ游ぶ。この子いと大になりぬれば、名をば三室戸齋部秋田を呼びてつけさす。翁竹をとること久しくなりぬ。翁心地あしく苦しき時(shí)も、この子を見れば苦しき事も止みぬ。三月ばかりになる程に、よきほどなる人になりぬれば、髪上などさだして、髪上せさせ裳著もぎす。かくて翁やう豐になりゆく。いと幼ければ籠に入れて養(yǎng)ふ。妻の嫗にあづけて養(yǎng)はす。翁いふやう、「われ朝ごと夕ごとに見る、竹の中におはするにて知りぬ、子になり給ふべき人なめり。怪しがりて寄りて見るに、筒の中ひかりたり。名をば讃岐造麿となんいひける?！吨袢∥镎Z(yǔ)》１ 生い立ち 今は昔竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて、竹をとりつ、萬の事につかひけり。その竹の中に、本光る竹ひとすぢありけり。それを見れば、三寸ばかりなる人いと美しうて居たり?！工趣?、手にうち入れて家にもてきぬ。美しきこと限なし。竹取の翁この子を見つけて後に、竹をとるに、節(jié)をへだてよ毎に、金ある竹を見つくること重りぬ。この兒養(yǎng)ふほどに、すくと大になりまさる。帳ちやうの內(nèi)よりも出さず、いつきかしづき養(yǎng)ふほどに、この兒のかたち清けうらなること世になく、家の內(nèi)は暗き處なく光滿ちたり。腹だたしきことも慰みけり。勢(shì)猛の者になりにけり。秋田なよ竹のかぐや姫とつけつ。萬の游をぞしける。 ２ 求婚と難題 世界の男をのこ、貴なるも賤しきも、「いかでこのかぐや姫を得てしがな、見てしがな。その傍あたりの垣にも家のとにも居をる人だに、容易たはやすく見るまじきものを、夜は安きいもねず、闇の夜に出でても穴を抉くじり、こかしこより覗き垣間見惑ひあへり。人の物ともせぬ處に惑ひありけども、何の効しるしあるべくも見えず。傍を離れぬ公達(dá)、夜を明し日を暮す人多かり?！工趣?、來ずなりにけり。その名一人は石作皇子、一人は車持くらもち皇子、一人は右大臣阿倍御主人みうし、一人は大納言大伴御行、一人は中納言石上いそかみ麿呂、たこの人々なりけり。文を書きてやれども、返事もせず、わび歌など書きて遣れども、かへしもせず。」と思へども、十一月しもつき十二月のふりこほり、六月の照りはたくにもさはらず來けり?！工确钒荬?、手を摩りの給へど、「己おのがなさぬ子なれば、心にも從はずなんある。かればこの人々、家に歸りて物を思ひ、祈禱いのりをし、愿をたて、思やめんとすれども止むべくもあらず?！工人激窑?、頼をかけたり。これを見つけて、翁かぐや姫にいふやう、「我子の佛變化の人と申しながら、こら大さまで養(yǎng)ひ奉る志疎おろかならず?！工趣い丐小ⅳ挨鋳?、「何事をか宣はん事を承らざらん。」といへば、翁「嬉しくも宣ふものかな?！肝棠昶呤胜饯陇蒜扭辘?。この世の人は、男は女にあふことをす。その後なん門も廣くなり侍る?！工挨鋳韦い悉ⅰ袱胜扦栅丹毪长趣筏悉伽椁?。翁のあらん限は、かうてもいますかりなんかし?！工趣い丐?、かぐや姫いはく、「よくもあらぬ容を、深き心も知らで、『あだ心つきなば、後悔しきこともあるべきを。世のかしこき人なりとも、深き志を知らでは、あひ難しとなん思ふ。翁いはく、「思の如くものたまふかな。かばかり志疎ならぬ人々にこそあめれ。いさかのことなり。いかでか中に劣勝おとりまさりは知らん?！工趣剖摔Δ蓼膜椁?。」といふ?！工趣Δ堡?。人々或は笛を吹き、或は歌をうたひ、或は唱歌をし、或はうそを吹き、扇をならしなどするに、翁出でていはく、「辱くもきたなげなる所に、年月を經(jīng)て物し給ふこと、極まりたるかしこまりを申す?！护壬辘护小ⅰ荷瞍膜颏筏椁扦稀护趣胜笊辘?。『いづれ劣勝おはしまさねば、ゆかしきもの見せ給へらんに、御おん志のほどは見ゆべし?！护趣い?。人の恨もあるまじ?！工趣い丐小⑽倘毪辘皮い?。それをとりて給へ。車持皇子には、「東ひんがしの海に蓬萊といふ山あンなり。それ一枝折りて給はらん。今一人には、「唐土にある、火鼠の裘かはごろもを給へ。それをとりて給へ?！工趣い?。この國(guó)にある物にもあらず?！工趣い??！工趣い丐小⑽?、「とまれかくまれ申さん。」といへば、皇子達(dá)上達(dá)部聞きて、「おいらかに、『あたりよりだになありきそ?！工趣い窑?、うんじて皆歸りぬ?！工?、思ひめぐらして、石作皇子は心のしたくみある人にて、「天竺に二つとなき缽を、百千萬里の程行きたりともいかでか取るべき?！工嚷劋护?、三年ばかり經(jīng)て、大和國(guó)十市郡とをちのこほりにある山寺に、賓頭盧びんづるの前なる缽のひた黑に煤つきたるをとりて、錦の袋に入れて、作花の枝につけて、かぐや姫の家にもて來て見せければ、かぐや姫あやしがりて見るに、缽の中に文あり?！工纫姢毪?、螢ばかりのひかりだになし。しら山にあへば光のうするかとはちを棄てもたのまるかなとよみて入れたり。耳にも聞き入れざりければ、いひ煩ひて歸りぬ。 ４ 蓬萊の玉の枝 車持皇子は心たばかりある人にて、公には、「筑紫の國(guó)に湯あみに罷らん?！工趣い悉护葡陇杲oふに、仕うまつるべき人々、皆難波まで御おくりしけり。」と宣はせて、人も數(shù)多率ておはしまさず、近う仕うまつる限して出で給ひぬ?！袱悉筏蓼筏?。かねて事皆仰せたりければ、その時(shí)一の工匠たくみなりける內(nèi)匠うちたくみ六人を召しとりて、容易たはやすく人よりくまじき家を作りて、構(gòu)を三重にしこめて、工匠等を入れ給ひつ、皇子も同じ所に籠り給ひて、しらせ給ひつるかぎり十六そをかみにくどをあけて、玉の枝をつくり給ふ。い